IoT SBCの変遷

投稿者: | 2020/02/19

IoT をどの製品を用いて実現すれば良いかは、目的や環境によって様々。
ここでは私が色々試してみた変遷の経緯を…

ラズパイ4 (Raspberry Pi 4 Model B)

最初サーバー用途目的で購入。

サーバーとしてOS を載せ運用するのには安価なSBC ではあるけど、IoT 制御用として使うには少々お高い。(7千円超え…)

配線間違い等でショートさせておシャカにする危険性を考えたら少々躊躇してしまう。

ラズパイ ゼロ (Raspberry Pi Zero)

ではという事でよりライトなラズパイとしてラズパイ ゼロを購入してみた。

Raspbian OS をインストールしてみたけど、流石にゼロでは起動からして何かと重い。
IoT で機器制御等を考えるとRaspbian OS は明らかにオーバースペックで面倒..
流石に純正製品だけあってSBC本体も2千円超え(WHモデル)と、これまた良いお値段がする…

ゼロの問題

通常SBC でキーボードが必要な場合は、トラベラーズ・キーボードを使用している。
しかし何故か ラズパイ ゼロはこれを認識しない…

仕方が無いのでHappy Hacking Keyboard Professional 2 にトラックボードを接続して動作したので、この組み合わせでインストール作業等を行った。

トラベラーズ・キーボード

USBハブともなるし、マウス代わりにスティックポインターがありオールインワンで使えて、USBケーブルを1本繋げるだけなのでとても便利。

HHKB Professional 2 & トラックボール

Arduino UNO 互換

それで次はArduino デバイスから UNO 互換を購入してみた。
アマゾンで、2枚1,290円(USBケーブル付き)だったので、とても安価。

実際にDHT11温度センサーを接続してみて、温湿度計測が出来る事の確認まで行った。
Arduino IDE による制御コード開発と簡単な書き込み手順は超好印象。

そこで私の環境的に問題点が2つ。
1. 取得したデータを出力する先がシリアルしか無い。
 モジュール(WiFi等)を追加する事も可能だけど配線等面倒…
2. I/O の電圧レベルが5V 系のみなので、使用してみたいデバイス(センサー)が3.3V 系なので直接接続できず電圧変換等が必要となる。

NodeMCU-32S ESP32-WROOM-32 開発ボード

こちらはアマゾンで、2枚1,390円で購入。
WiFi、Bluetooth も搭載されている事を考えるとコストパフォーマンスが素晴らしい!
電圧レベルも3.3V なので今回使用したBME280(温湿度・気圧センサー)やOLEDディスプレーも直付けで問題無く動作した。

一応技的マークもしっかりとプリントされているので、国内での使用も問題ないと思われる。

以上から、しばらくはIoT 関係はNodeMCU-32S をメインに通常稼働と検証を行って行く事にした。

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