Raspberry Pi 4 はG4 Cube の皮を被るか? (Eleduino 仮設置編)

投稿者: | 2019/11/29

A Raspberry pi 4 in a PowerMac G4 Cube case

PowerMac G4 Cube ケース

pi 4 を納める適当な入れ物が何か無いかと考えていて、ふと我が家にはマザーボード無しのPowerMac G4 Cube が有る事を思い出した。
(それに加えてマザーボード付きCubeが3台…)

早速ごそごそと奥から取り出して来た。
見た感じ、まあ小綺麗な外観。

上側から

上から見ると中程に黒いヒートシンクが、でんとあるけど、それ以外はスカスカ。

上の写真で、ヒートシンクの右側にロジックボードが乗っていてヒートシンクへ熱を伝えるようになっている。
ヒートシンク直ぐ左に3.5インチHDDが搭載、左端にはDVDドライブが搭載出来るようになっていて出し入れのスロットが開いている。

ヒートシンク側から

下に見える小さなボードがタッチセンサー用回路基盤。
このセンサーをRaspberry pi で活用出来たら楽しいのだろうけど、残念ながら私の技術力では無理そう…

別のCubeの写真

ちなみにロジックボードがあれば上記のようになる。

pi 4 設置の検討

容積的には、内部のフレームを取っ払ってしまえばRaspberry pi 4 の4クラスター・システムを格納可能な位はあると思う。

なのでRaspberry pi 4 とSSD をそれぞれ一台ずつ格納する分には全く問題無い。

ただせっかく巨大なヒートシンクがあるので、できるだけこのヒートシンクを活用したい。

と言う訳で、Raspberry pi 4 本体はヒートシンクの上、SSD はDVD ドライブのあった所に置いてみる事にした。

下記の写真の方向に置くと、丁度かしめの金具にはまる感じで具合がいい。
実使用上からは、この方向だとマイクロSDカードにアクセス出来なくなるので、本格的に設置する場合は90度回転する事になる。

熱伝導性両面テープが無いので、とりあえずこのまま設置して廃熱状況を確認してみた。

配線は通すための穴が一杯空いているので選び放題。

仮置きでの廃熱性能

仮置きしただけなので、ヒートシンクへの熱伝達は期待できない。
単に狭い空間に発熱体を入れたに過ぎない事になるので、熱的には苦しいと思う。

ファンoff での負荷テスト結果

ファンが回っていれば問題が無いことはほぼ確実なので、ファンoff だけ計測した。

Eleduino in Cube case (Fanオフ) Monitor, USB SDD 接続

temp=55.0'C
temp=71.0'C
temp=73.0'C
temp=74.0'C
temp=76.0'C
temp=78.0'C
temp=79.0'C
temp=80.0'C

Elapsed Time: 10:19

Eleduino in Cube case (Fanオフ、連続2回目) Monitor, USB SDD 接続

temp=72.0'C
temp=79.0'C
temp=81.0'C
temp=80.0'C
temp=80.0'C
temp=81.0'C
temp=81.0'C
temp=81.0'C

Elapsed Time: 10:39

Eleduino in Cube case (Fanオフ、連続3回目) Monitor, USB SDD 接続

temp=74.0'C
temp=81.0'C
temp=82.0'C
temp=81.0'C
temp=82.0'C
temp=81.0'C
temp=81.0'C
temp=82.0'C

Elapsed Time: 11:21

結果やはり熱的に苦しいようで、負荷テスト2回目で既にサーマルスロットリングが発生していた。

ただ狭い空間に入れたせいで、ファンを回しているとオープンな環境では気にならなかったファン音が内部で反響するようで少し気になるようになった。
可能ならファンレスでの運用が出来た方が望ましい。

次は熱伝導シートを購入して廃熱処理状況を改善してみよう。

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