我が家の PowerMac G4 Cube 棚卸し

投稿者: | 2019/12/02

個人的に歴代のMacintosh でどのモデルが最も好きかと尋ねられたとしたら、間違い無く PowerMac G4 Cube と答える。

当時の技術的制約等から欠点も多いモデルではあるけど、これ程魅力的なモデルは他に無い、唯一無二の製品である。
ジョブズが我を通して製品化してくれて本当に嬉しい。

最もこんな高価な製品を、リアルタイムで新品を購入という訳にはいかなかった。

2007年から2008年にかけて、ヤフオクにてPowerMac G4 Cube を3台落札しメモリやHDDを拡張しつつ現在に至る。
そのうちγ機は当時から24時間電源が入りっぱなしで、現在でも順調にサーバーとして稼働中。

その後マザーボード無しのケースを一台購入したので、現在見た目4台のPowerMac G4 Cube が我が家にある。

2019年現状

流石に発売されてから20年近く経つ製品なので、あちこちガタがきていて…

  • 3台の電源アダプターのうち2台が故障して使えない
    暫く使っていないうちに、2台が通電しない事に気がついた
    2019年11月メルカリで、1つ電源アダプターを購入
  • DVD/CD-RW ドライブがほぼ全滅
    光学ドライブはα機だけで、他の2台からは撤去
    α機のDVDドライブもメディア読み込みは出来るけど、イジェクトに問題があって取り出すためには特別な作業が必要等壊れかけ

2008年頃の記録

下記は2008年当時の記録。
Emacs で直接HTML を入力しているので表示に問題が出るかもしれない…


PowerMac G4 CUBE の静音性を生かして我が家では2台サーバーとして現役で活躍しております。^^;
(3台で運用してたんですが、1台時々電源が落ちるようになったので常時電源オンのサーバーを2台に減らしました。環境に優しい? ^^;)

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役割

  
用途 主機能
α機 待機サーバー
β機 イントラネット・サーバー
24/7
  • ファイルサーバー
  • iTuneサーバー
  • Web(ステージング)サーバー
  • Syslogサーバー
γ機インターネット・サーバー
24/7
  • Web サーバー
  • Mail サーバー
  • IMAP4 サーバー
  • LDAP サーバー
  • AWStats (WEBアクセス解析)
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諸元表

α機諸元

M7642J/A 入手時 2007/12 現在
CPU 450MHz PowerPC G4
Memory 64MB
(64MB/PC100-CL2 *1)
768MB
(256M/PC100-CL2 x3)
MODEM 56K V.90
HDD
20GB/5400rpm
250GB/7200rpm
(Hitachi HDT722525DLAT80)
光学ドライブ DVD-ROM
FireWire 400Mbps×2基
USB 12Mbps×2基
ビデオカード ATI RAGE 128 Pro
キーボード Apple Pro Keybord (JP)
無し
ポインティングデバイス Apple Pro Mouse
無し
周辺機器
無し
放熱対策
OS MacOS 9.2 MacOSX 10.4.11
アプリケーション
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β機諸元 – イントラネット・サーバー

M8328J/A 入手時 2009/09 現在
CPU 450MHz PowerPC G4
Memory 128MB
(128MB/PC100-CL2 *1)
1.5GB
(512MB/PC133-CL3,
512MB/PC100-CL2 x2)
MODEM 56K V.90 放熱性向上のため取り外し
HDD
20GB/5400rpm
160GB/7200rpm
(Seagate ST3160815A)
光学ドライブ CD-RW 放熱性向上のため取り外し
FireWire 400Mbps×2基
USB 12Mbps×2基
ビデオカード ATI RAGE 128 Pro
キーボード 無し
無し
ポインティングデバイス 無し
無し
周辺機器
純正USBスピーカー
無し
放熱対策
OS MacOS 9.2 MacOSX 10.5.8
アプリケーション
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γ機諸元 – インターネット・サーバー

M7642J/A 入手時 2009/04 現在
CPU 450MHz PowerPC G4
Memory 1024MB
(256MB/PC100-CL2 x2,
512MB/PC133-CL3)
1.5GB
(512MB/PC100-CL2 x3)
今更ながらですが、1.5GBにメモリ増設しました。
MODEM 56K V.90
放熱性向上のため取り外し
HDD
20GB/5400rpm
160GB/7200rpm
(Hitachi HDS721616PLAT80)
光学ドライブ DVD-ROM 放熱性向上のため取り外し
FireWire 400Mbps×2基
USB 12Mbps×2基
ビデオカード ATI RAGE 128 Pro
キーボード 無し
無し
ポインティングデバイス Apple Pro Mouse
無し
周辺機器
純正USBスピーカー
無し
放熱対策
本体内に冷却ファン
2007年9月、やはり音が気になるので冷却ファンを取り外しました。
ついでにDVDドライブも取っ払いました。
OS MacOS 9.2 MacOSX 10.4.11 Server
アプリケーション
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ちょっとした工夫

以下我が家のちょっと工夫です。

スチールラック

キューブはスチールラックに並べて置いてあります。 キューブは下から上へ自然放熱で空気が流れますので、この流れを妨げない為にスチールラックは最適です。

怒濤のトリプル・キューブ! ^^;

ええっと、確か奥右がα、奥左がβ、手前がγだっけな… γは撮影用に置いただけで、ふだんここには液晶モニタが置かれています。
次はハイパーキューブをめざしますか。(でもそれには8台のキューブが必要… ^^;)

電源ボックス

キューブの電源ボックスは割とかさばりますし、発熱しますので置き場のスペースを有効に活用できていなかったのですが、とても良いアイテムを100円ショップで発見しました。
元々の用途は5cm高のティッシュボックス・ホルダーですが、キューブの電源ボックスにあつらえたようにピッタリです。

こうして計3台の電源ボックスがぶら下がっています。(要した費用はしめて300円なり!)

ささっていた黒パワーケーブルが少々かっちょ悪ったので、秋葉で見栄えのする(ジャンク)L型ケーブルを購入してきました。^^;

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変更履歴

  • 2009年 9月
  • やっと購入した512MBメモリを使ってβ機のメモリアップグレードをしました。PC133とPC100の混在になってしまいましたが、問題無く稼働しています。

  • 2009年 8月
  • またまた、PC100 512MBメモリ(中古)が1,280円で売られていたので、2枚購入してしまいました。

  • 2009年 6月
  • 最近ルーターが不安定になってきたので、BUFFALO BHR-4RV を購入しました。これを機会にSyslogサーバー始めました ^^;
    Leopard だと設定がとっても簡単でした。

    以下のファイルのコメントを外すだけでした
    4行目(コメント開始)と12行目(コメント終了)の部分を削除するだけです。

    /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.syslogd.plist
    (ファイル内容の一部抜き出し)
     1: <!--
     2: 	Un-comment the following lines to enable the network syslog protocol listener.
     3: -->
     4: <!--
     5: 		NetworkListener
     6: 		
     7: 			SockServiceName
     8: 			syslog
     9: 			SockType
    10: 			dgram
    11:		
    12:--->
    

    我が家のルーターはファシリティが’local1′ だったので標準の’/private/etc/syslog.conf’ の設定で’/var/log/ipfw.log’ に書き出されます

    あとは、コンソールでログを確認するだけです

  • 2009年 5月
  • 新たにドメインを一つ取得したので、γ機に仮想ホストを一つ追加しました。γ機で2つのドメインをホスティングしています。

  • 2009年 5月
  • TimeCapsule を購入したので、Cubeの役割変更をしました。

  • 2009年 4月
  • γ機のメモリを最大の1.5GB に拡張しました。PC100 512MB が1枚1,280円だったので気軽にアップグレードしてみました。
    まあどう考えてもただの気休め(自己満足)です。^^;

  • 2008年 7月
  • β機にLeopard をクリーンインストールしました。

    Leopard 対応のG4 Mini があったので、とても簡単でした。手順は以下の通りです。

    1. G4 Cube とG4 Mini をFireWire で直結
    2. G4 Cube の”T”キーを押しながらパワーオン。(画面でターゲットモードになっていることを確認)
    3. G4 Mini をパワーオン
    4. G4 Cube が外部HDDデバイスとしてマウントされている事を確認
    5. G4 Mini にLeopard のインストールDVDを挿入して、マウントされたG4 Cube デバイスをターゲットにインストール
    6. インストールが完了すると、G4 Mini がG4 Cube のHDDから起動するようになる
    7. G4 Mini をシャットダウンし、G4 Cube も電源ボタン長押しで電源を落とす
    8. G4 Cube をパワーオンすると、あら不思議Leopard が立ち上がります! ^^;

  • 2007年 7月
  • 3台運用体制から2台運用体制へ変更。

  • 2008年 6月
  • Cube 用に2つクーリング・デバイスを購入しました。

  • 2007年12月
  • どうもα機のメモリーを1GBに増設してから電源ボックスよりジージーと耳障りな音がするようになりました。 α機はβやγより消費電力がやや大きい(DVDドライブやモデムカードを取り外していない)ので、増設して閾値を超えてしまったようです。 という訳で、メモリーをα機とβ機間で交換しました。とりあえず、ジージー音はおさまりました。 C4 Cube のチューニングは中々シビアーです。^^;

  • 2007年11月
  • ふとしたことからPC133 256MB SDRAM を2枚入手したので、α機のメモリーを1GBに増設。

  • 2007年10月
  • 秋葉でPC100-CL2 256MB(1,500Yen)、PC100-CL2 128MB(300Yen)のSDRAM モジュールを購入したので、3台ともメモリー容量が768MBになりました。

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