ストレージの記憶

投稿者: | 2019/12/05

2019年11月、Samsung 1TB SSD を約1万円で購入

ストレージは購入する度に、毎度毎度その容量当たりのコスト低下に感慨深い思いがする。

そう言う訳で、これまで記憶に残っているストレージ購入の歴史。

カセットテープ

最初のストレージと言えば何と言ってもカセットテープ。
カセット・デッキを富士通 FM-7 に繋げて、自分で打ち込んだF-Basic プログラムのセーブ・ロードを行っていた。
確か速度は1,200ボー(bps?)程度だったので、60分カセットの容量を計算してみると…

1,200 x 60 x 60 / 8 = 540,000 (bytes)

実際にはスタートビットやストップビットがあったりしただろうから、ザックリ400KBといった所かな。
思ってたより容量があった。
ただ実際にその全データーを読み込むのに実時間として60分 要する訳で…
そういえば実際に使えるメモリも32KB だったので、数分で十分だったような気もした。

カセットテープは信頼性の低さ(何度も読み込めなくなって泣いた事が…)、転送速度の低さ、シーケンシャル・アクセスのみでランダム・アクセスが出来ない(これでシャープMZ シリーズに憧れが)といった点で実用という意味では問題在り在りのストレージだった。

でも当時としては価格的に現実的なのはカセット位しか無かった。
FM-8 はバブルメモリのオプションもあったけど、高価でとても貧乏学生にはとても手が出るものでは無かった。

5インチFDD (フロッピーディスク)

マイコン(FM-7) をコンピュータとして扱うにはカセットテープでは役不足という訳で、エプソン製5インチFDDを頑張って(借金して)購入した。
確か2D の時代だったので、一枚あたり320KB だったと記憶している。

FDD が付いた事で、F-BASICだけでなく、FLEX、OS/9、CP/M-80(Z80カードも購入した)などの原始的なOS を稼働させる事が出来た。
流石究極の8bit CPU、MC6809! ^^
ま、それらのOS で何か具体的に出来たという事は無かったのだけど。

とにかくテープからフロッピーへの変化は、ランダムアクセスが可能となった点で質的に変化し、非常に大きな飛躍だった。

3.5インチFDD

就職して初めて購入したのがApple Macintosh Plus。
内蔵3.5 インチFDD と、外付けFDD ドライブのセット。
最初のマック(Macintosh 128K、やFat Mac等)のFDD は一枚当たりの容量が400KB だったけど、Plus からは800KB。

確かImageWriter II、外付けFDD ドライブのセットで50万円弱した。

マックFDD の特徴としては、マックが不要になって交換を要求すると、ペッとFDDを吐き出す事。
FDD を挿入する際も、途中から自分で飲み込む。
この交換作業が、面倒ながら中々に気持ちの良いものだった。

ハーフハイト5インチHDD

Macintosh Plus はSCSI インタフェースが標準で付いていて、HDD を簡単に外付けする事が出来た。
とういう訳で60MB (確かDataFrameXP60という名前)の外付けハーフハイト5インチHDDを個人輸入(国内だと高い!)にて購入。
それでも確か14万円位した…

この場合1バイト当たりのコストは…

140,000 / 60 / 1,000,000 ~= 0.0023

うーん、実感が得られない。
1MB 当たりにして2千300円…

現在のデジタル一眼レフカメラの場合、一画像4MB とすると、そのデーターをこの時代のHDDで保存するのに約1万円!

ただ5インチHDDというのは回転音がうるさく閉口した。

3.5インチHDD

HDD 内蔵としては、Macintosh IIcx が初で40MB だった。

その後順調に3.5インチHDD は倍々で容量拡大していって、現在に至る。
2019年現在で、手持ちの最大HDDは8TB になっている。

初期の3.5インチHDD はモーターの起動トルクに余裕の無い物があって、暫くすると電源を入れても回らなくなってしまう固体に何台か遭遇した。
問題の出始めの頃は、HDD を少し揺らすと回転を始めたりとかしたけど、最終的にうんともすんとも回らなくなり完全にお亡くなりになった。

3.5インチHDD も割と五月蠅い物が多かったが、流体軸受け等の技術導入で最近の製品はかなり静かになった。

2.5インチHDD

ノートPC への搭載で2.5インチHDD の導入が始まったけど、20GB、40GB の頃は小さくて静かなのは良かったけど、とにかくアクセスが遅くて閉口した。

なので2.5インチHDD には良い記憶があまり無い。容量単価も3.5インチHDD に比べて割高だった事もあって、単体で購入した記憶が殆ど無い。
ノートPC の換装用に何台か購入したかも…

その他

MO、JAZZ、ZIP、PD、CDRW… 等々、その他にもストレージ製品は生まれては消えていった。

個人的に頑張って購入したのはPD ドライブ。
現在でもドライブとメディア数枚は探せばあると思う。

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